10.Y.O.~THE ANNIVERSARY

槇原敬之( Noriyuki Makihara ) 10.Y.O.~THE ANNIVERSARY歌詞
1.NG

作詞:槇原敬之
作曲:槇原敬之

ボタンが取れているだけで
着れないシャツを持ったまま
君がもうこの部屋にいないことを
確かめていたけれど
忙しい日々の隙間の
中途半端な空白で
細い背中を思うのが何より辛い

めざめた僕の首筋に君の長い髪を
感じられたあの日々を
取り戻したい

二人で暮した日々よりも
誰かの噂を信じた
僕になぜうつむいたままで言い返せなかったの

とても長い時間をかけて解ることもあるよと
きのう電話で友達が話してくれていたけれど
僕にも一つ気付くのに遅すぎたことがあるよ
君が僕の景色にいつもいた大切な毎日

私電の高架下 君が聞き取れないから
何度も好きと言わされた
あの日さえ陰る

自分の弱さも知らないで強く責めたあの夜
確か部屋には降りだした雨の匂いがしてた
今も部屋には降りだした雨の匂いがしてる


2.ANSWER

作詞:Noriyuki Makihara
作曲:Noriyuki Makihara

あの日地下鉄の改札で
急に咳が出て
涙にじんで止まらなくなった
君と過ごしてたさっきまで
嘘みたいだね
もう帰る時間だよ

君と僕の腕時計
一緒に並べて
君と僕の手のひらを
そっと重ねて
愛という窮屈をがむしゃらに抱きしめた

二人会える日が少ないから
いつも別れ際でため息ばかりついてる
何も言わないで
君の姿 消えてしまうまで
見送ってあげるから

君と僕の思い出はまだまだ少ない
ずっとずっと歩こう道を探して
愛という窮屈をいつまでも抱きしめて

春の強い風も 夏の暑さも
秋のさみしさも 冬の寒さも
二人でなら歩いて行けるさ

あの日地下鉄の改札で
急に咳が出て
涙にじんで止まらなくて
手すりを越えて
君を抱きしめた


3.どんなときも。

作詞:槇原敬之
作曲:槇原敬之

僕の背中は自分が
思うより正直かい?
誰かに聞かなきゃ
不安になってしまうよ
旅立つ僕の為に
ちかったあの夢は
古ぼけた教室の
すみにおきざりのまま

あの泥だらけのスニーカーじゃ
追い越せないのは
電車でも時間でもなく
僕かもしれないけど

どんなときも どんなときも
僕が僕らしくあるために
「好きなものは好き!」と
言える気持ち 抱きしめてたい
どんなときも どんなときも
迷い探し続ける日々が
答えになること 僕は知ってるから

もしも他の誰かを
知らずに傷つけても
絶対ゆずれない
夢が僕にはあるよ
“昔は良かったね”と
いつも口にしながら
生きて行くのは
本当に嫌だから

消えたいくらい辛い気持ち
抱えていても
鏡の前 笑ってみる
まだ平気みたいだよ

どんなときも どんなときも
ビルの間きゅうくつそうに
落ちて行く夕陽に
焦る気持ち 溶かして行こう
そしていつか 誰かを愛し
その人を守れる強さを
自分の力に変えて行けるように

どんなときも どんなときも
僕が僕らしくあるために
「好きなものは好き!」と
言える気持ち 抱きしめてたい
どんなときも どんなときも
迷い探し続ける日々が
答えになること 僕は知ってるから


4.冬がはじまるよ

作詞:Noriyuki Makihara
作曲:Noriyuki Makihara

8月の君の誕生日
半袖と長袖のシャツを
プレゼントしたのは
今年の冬もそれからもずっと
僕らが
一緒に過ごせる為の
おまじない

髪をほどいてみたり
突然泣き出したり
わくわくするような
オドロキを抱えながら

冬がはじまるよ
ホラ また 僕の側で
すごくうれしそうに
ビールを飲む横顔がいいね
たくさんの君を
知ってるつもりだけど
これからも僕を
油断させないで!

忙しい2人の冬休み
両手で少し余るくらいしか
ないけど
大事そうに胸に抱えてる
旅行雑誌と
君の笑顔が素敵なら
それでいいよ

去年のクリスマスは
ケーキを売ってたけど
今年の僕には
コワイモノは何もない!

冬がはじまるよ
大きな窓をあけて
星をながめる時は
僕のセーターを貸してあげる
2人がいつまでも
幸せでいるために
どうすればいいか
考えているから

冬がはじまるよ
ホラ また 僕の側で
小さなTVの中の
雪にはしゃぐ横顔がいいね
たくさんの君を
知ってるつもりだけど
これからも 僕を
油断させないで!


5.もう恋なんてしない

作詞:Noriyuki Makihara
作曲:Noriyuki Makihara

君がいないと何にも
できないわけじゃないと
ヤカンを火にかけたけど
紅茶のありかがわからない
ほら 朝食も作れたもんね
だけどあまりおいしくない
君が作ったのなら文句も
思いきり言えたのに

一緒にいるときは
きゅうくつに思えるけど
やっと自由を手に入れた
ぼくはもっと淋しくなった

さよならと言った君の
気持ちはわからないけど
いつもよりながめがいい
左に少し とまどってるよ
もし君に 1つだけ
強がりを言えるのなら
もう恋なんてしないなんて
言わないよ 絶対

2本並んだ歯ブラシも
1本捨ててしまおう
君の趣味で買った服も
もったいないけど捨ててしまおう
“男らしく いさぎよく”と
ごみ箱かかえる僕は
他のだれから見ても一番
センチメンタルだろう

こんなに いっぱいの
君のぬけがら集めて
ムダなものに囲まれて
暮らすのも幸せと 知った

君あての郵便が
ポストに届いてるうちは
かたすみで迷っている
背中を思って 心配だけど
2人で出せなかった
答えは 今度出会える
君の知らない誰かと
見つけてみせるから

本当に 本当に
君が大好きだったから
もう恋なんてしないなんて
言わないよ 絶対


6.北風 ~君にとどきますように~

作詞:槇原敬之
作曲:槇原敬之

今 君がこの雪に気付いてないなら
誰より早く教えたい 心から思った

小さなストーブじゃ窓も
曇らないような夜
毛布を鼻まであげて君のことを考えるよ
だけど知らないことばかりで
思い出せることは
斜め40度から見たいつもの君の横顔だけ

さっきよりひどく窓がないてる
カーテンそっと開けて僕は言葉なくす

北風がこの街に雪を降らす
歩道の錆びついた自転車が凍えている
今君がこの雪に気付いてないなら
誰より早く教えたい 心から思った

どれだけたくさんの人に
囲まれていても
なぜか一人でいるような気持ちがずっときえなくて
でも無理に首を横に振っていたけれど
きっと誰もが みんな違うとはいえずにいるはず

誰かを愛したその時から
家族の意味さえ変わってしまう

手の届く距離で君を
感じる度に
かっこ悪い位何も話せなくなるよ
明日もしこの雪が積もっているなら
小さく好きだといっても
君に聞こえない

北風がこの街に雪を降らす
歩道の錆びついた自転車が凍えている
今君がこの雪に気付いてないなら
誰より早く教えたい 心から思った

北風がこの街に雪を降らす
歩道の錆びついた自転車が凍えている
明日もしこの雪が積もっているなら
小さく好きだといっても
君に聞こえない


7.彼女の恋人

作詞:槇原敬之
作曲:槇原敬之

僕の車にそんな風に
かんたんに乗れるんだね
確かにちゃんと家まで
送るつもりだけど
僕とあいつの間にいつか
入り込んできた君を
最初に好きになったのを
二人は知らない

雨続き終わった今夜
星がたくさん見える
あいつの前でならどんな
顔できれいねと言うの?

勇気だけじゃできない
ことがある
彼女の恋人は 僕の友達
でももしこの車に
ロケットがついてたら
あの星空へ連れさりたい

日頃は僕の方が割と
もてる方なんだけど
ここぞと言う時には
あいつがさらってく
自分の親友だから
いいやつに決まっているけど
友達ではじまった
三人だから困る

気持ちのアクセルなかなか
踏み込めない僕は
出足がよくないといつも
教習所でも言われてた

星の数ほどいる人の中で
どうして君が好きなんだろう
星の数ほどの人の中一番
不幸だなんて思わないけど

僕一人だけが友情なんて言葉出して
悩むくやしさより 二人が
似合うのがもっとくやしい

星の数ほどいる人の中で
君と出会ったのは嘘じゃない
だから僕の車に
ロケットがついてても

どこへもつれさらない
僕のものじゃなくても
君がやっぱり 好きだから


8.No.1

作詞:槇原敬之
作曲:槇原敬之

お互いのことをもう
さぐるのはやめよう
もうわかっている
君は僕が好きで
僕は君が好き

幸せにするといつでも
思ってはいるけど
どんな風に
すればいいか
この僕にもわからない
そんなもの

二人で歩いてみよう
一人ぼっちだった自分を
お互いに忘れずに
いればきっと平気

今までで一番
素敵な恋をしようよ
もうこんな僕で
いいかなんて思わない
世界で一番
素敵な恋をしようよ
とりあえずそれが
僕らの目標

子供の頃の写真を
君に見せたとき
あたりまえだけど
自分がいないから
くやしいといったね

夕暮れ僕の街には
チョコレイト工場のにおいがする
いつかおいで
あの河原に自転車で
つれて行くよ

君は気付いていない
しゃべり方少しずつだけど
僕に似てる もっともっと
変えてしまいたい

君を笑わせたい
力ずくでも笑わせたい
そして年をとり
いつかしわくちゃになったら
そのわけは僕の
せいだと言わせたいんだ
君のほほえみは
みんなを幸せにする

今までで一番
素敵な恋をしようよ
もうこんな僕で
いいかなんて思わない
世界で一番
素敵な恋をしようよ
とりあえずそれが
僕らの目標

君のほほえみは
みんなを幸せにする


9.ズル休み

作詞:槇原敬之
作曲:槇原敬之

帰り道のコンビニには
なんでもそろってるけど
二人をもとに戻す
接着剤はないらしい
日曜出勤から
つかれてもどる僕は
一人ぼっちのつまった
袋を片手にドアをあける

留守電の点滅
四件は友達の声で
残りの一つはいったい
何て呼べば ぼくは救われるの?

人は必ず誰かに
愛されてると言えるよ
だって僕は今でも君を
とてもとても好きだから

明日は月曜日
会社をズル休みして
すいたコーヒーショップで
おなかいっぱい食べよう
煙草をとり出して
ぼんやりしてるうちに
ウエイトレスがカップと
気持ちまで全部片づけて行く

忙しさになんか
負けない恋だと思ってた
あの時雑誌についてた
占いなんて嘘だと思っていた

恋人が今いなくても
いるとどうか嘘をついて
ぼくも「幸せでよかったね」と
うまく嘘をつくから

僕は誰かを探すよ
それはきっと君のためだよ
例えば髪を切るように
生き方は変えられない

人は必ず誰かに
愛されてると言えるよ
だって僕は今でも君を
とてもとても好きだから

人は必ず誰かに
愛されてると思いたい
君のこと想うように
僕もいつか愛されたい


10.雪に願いを

作詞:槇原敬之
作曲:槇原敬之

大事な人を数えたら
けっこうたくさんいて
そんな自分は照れる程
幸せだなって思った
今夜会いたい人だって
やっぱりたくさんいて
もしも雪が降ったら
電話代すごいだろうな

“クリスチャンでもないのに”
そう思っていたけれど
クリスマスは
優しい気持ちになるための日だね

TWINKLE TWINKLE LITTLE WHITE SNOW
願いは屋根にかけよう
こんな街じゃ星も
あんまり見えないから
Wow TWINKLE TWINKLE LITTLE WHITE SNOW
サンタが忙しい今夜
みんなに素敵な
笑顔つもりますように

誰かのことをいつでも
想い過ぎるときは
一人ぼっちの自分を
痛いくらい感じるね
魔法にかけられたように
輝く街の中で
ねじれる胸がまんする
背中なら心配です

今頃どうしてるのか
僕にはわからないけど
今君が元気でいるなら
それでうれしいよ

何度もくり返す
一生のお願いに
神様も苦笑い
でも今夜は心から
“I wish you a Merry Christmas”
例えば一人の夜でも
君のこと思ってる人は
必ずいるから

TWINKLE TWINKLE LITTLE WHITE SNOW
願いは屋根にかけよう
こんな街じゃ星も
あんまり見えないから
Wow TWINKLE TWINKLE LITTLE WHITE SNOW
サンタが忙しい今夜
みんなに素敵な
笑顔つもりますように


11.2つの願い

作詞:槇原敬之
作曲:槇原敬之

今朝からずっと雨音の
すきまに耳をすましてる
TVドラマの電話と
間違えないように
内緒で二人 5泊6日
国際線の窓で見た
雲をたたえて落ちる
夕焼けが恋しい

誰かのうわさを聞いた
君をすこしうたぐった
そんな自分をもっともっと
うたがいたくなる

雨がやみますように
電話がきますように
二つの願いは必ず
ひとつしかかなわない
僕の笑顔のもとは
なにも君だけじゃない
新聞でロードショー探す
でもまだ迷ってる

映画館を出たらすぐ
タクシーをつかまえよう
自分のために何か
思うのは久しぶり
フロントガラス雨粒を
赤信号がルビーに変える
きっと僕があげたくて
君がほしかったもの

誰かにはくだらない
ものでも両手に抱えて
大事にしてれば いつか
何か教えてくれる

雨がやみますように
そう 君がやったように
二つの願いの一つは
この僕が選ばなきゃ
さよならと言われるより
言うほうがきっとつらい
優しさを手に入れるときは
胸が少しだけ痛い

雨がやみますように
電話がきますように
二つの願いは必ず
ひとつしかかなわない
僕の笑顔のもとは
なにも君だけじゃない
着替えをしてドアを開けたら
雲間に日がさしてた


12.SPY

作詞:槇原敬之
作曲:槇原敬之

おあずけになったデートに
がっかりしていたけど
偶然君を見かけた
なんて運命的な2人

おめかしと言うよりちょっと
変装に近い服で
出会った頃なら
きっと見過ごしてた

ひょっとしたら別のやつと
会ってたりして
跡をつけてみよう
イタズラ心に火がついた

だけど 信じてる 信じてる
君を信じてる
2人の日々が大丈夫だと
背中を押す
指令は下された
僕は T-shirtとやぶけた
ジーンズに身を固めたスパイ

超能力者のように
彼女をだましてやれ
「今日 あの娘と会ってたろ?」
驚く顔が見たい

高そうな車の横で
君は急に立ち止まる
運転席の男が
軽く手を上げた

僕の胸が
急スピードで高なる
君はまわりを気にしながらヤツと
キスをした

しゃれになんないよ なんないよ
悪い夢ならば
早めにさめてと
呪文のように叫んでる
真実を知ることが
こんなにつらいなら
僕は スパイになんかなれない

嘘をついてまでほしい
幸せが僕だったのかい?
涙が出てきた
今僕を笑うやつは
きっとケガをする

だけど信じてる 信じてる
どうか信じさせて
両腕がじんと熱くなる位
抱きしめた強さ
君の身体に
アザのように残ればいい
そしていつか思い出して
嘘も見抜けない程
恋に落ちた
役立たずのスパイを


13.SECRET HEAVEN


14.COWBOY

作詞:Chris Farren
作曲:Chris Farren

There's a place in the back of my memory, I used to call home
And everything seemed right there nothing really wrong
But I never could fit in, it just wasn't me

Like a thief in the middle of the night, I left without a trace
Searching for my dreams, in some far away place
with this quest and my will to survive, to keep me alive

The road is long, but I will find my way
I'll follow my heart, across these dusty plains
To a land I'll call home

※Hey hey show me you're a Cowboy, gotta do it now boy
The truth will set you free and it feels so good
Hey hey just another Cowboy in search of freedom
trying to make his life understood※

He's stronger than a mountain, free as a running stream
Means everything he says, and he says what he means
No secrets no lies, no ties, just an honest smile

And he won't give up, he'll keep on fighting, until the very end
And any job that he's got to do, he's gonna do the best he can
This much I know is true, This much I know is true

The road is long, but I will find my way
I'll follow my heart across these dusty plains
Until I find home

(※くり返し)

There's a place in the back of my memory, I used to call home
And everything seemed right there, nothing really wrong
But I never could fit in, never could fit in


15.どうしようもない僕に天使が降りてきた

作詞:槇原敬之
作曲:槇原敬之

勢い良くしまったドアで
舞いあがった枕の羽根
今夜はついに彼女を
怒らせてしまった
昔の恋人のくれた
めざまし時計を
何度言われてもずっと
使ったのが気にいらない

飛び出した彼女の手の中で
チクタク まるで時限爆弾
近くの空き地に違いない
今すぐ 追いかけよう

走る君の髪で シャツで
揺れるたくさんの白い羽根
いっぱい道路に落ちてる
「本当は探してほしい」
走る僕の髪で シャツで
揺れるたくさんの白い羽根
君はきっと どうしようもない
僕に降りてきた天使

付き合ってもうすぐ1年で
ずいぶん仲良くなったから
キスしたって 抱きしめたって
挨拶みたいに思っていた
やっぱり空き地で見つけた
君はなんだか他人みたいに
僕におじぎをしてみせた
「愛を勘違いしないでください」って

君が両手をそらに上げて
目覚まし時計は飛んでいった
まるで誰かを見送るように
そっと微笑んで

まだ君の髪で シャツで
揺れるたくさんの白い羽根
壊れた目覚ましよりもっと
痛かった君の気持ち
時々天使は僕らに
悪戯をして教えるよ
誰かを愛するためには
もっと努力が必要

まだ君の髪で シャツで
揺れるたくさんの白い羽根
壊れた目覚ましよりもっと
痛かった君の気持ち
まだ僕の髪で シャツで
揺れるたくさんの白い羽根
君はきっと どうしようもない
僕に降りてきた天使

帰ったら部屋の掃除は
僕が全部やるから

一緒に帰ろう


16.まだ生きてるよ

作詞:槇原敬之
作曲:槇原敬之

僕はまだ生きてるよ
まだ生きてるよ
まだ生きてるんだよ
僕はまだ生きてるよ フゥフゥフゥ
まだ生きてるんだぞ

40度ちょいの熱が出た
この年の瀬の最中に
街中は Very Very Merry Christmas
耳鳴りもジングルベル
出来るなら ねぇ サンタクロース
プレゼントくれるなら
おかゆか何かがいいな
軽いものが今はいい

買い物帰り 冷たくなった
手のひらを彼女が
「大丈夫?」って
額に当ててくれるはずだったのに
すっかり僕と別れた気でいると
うわさに聞いたよ
しかも社長の息子と付き合ってる

僕はまだ生きてるよ
まだ生きてるよ
連絡くらいちょうだい
フェードアウトは病人にきつい
治るものも治らない

残業を終えた僕には
医者は終わりの看板
デパートだってやってるぜ
延長してよね
そういや昔キスのとき
彼女風邪をひいてて
キスして僕にうつせって言った
わたしばかよね(おばかさんよね)

だけどよく考えたら
こんなになるほど仕事して
全然気にしてやれなかったね
そりゃ彼女も怒るよ
おいらはリッチじゃなくても
いつだって心は錦鯉
でも気持ちだけじゃ 態度だけじゃ
恋はうまくは行かない

僕はまだ生きてるよ
生きてるうちは
精進するから
別れ文句はソフトでお願い
前に進ませて

お星様にお願いをしよう
明日の出勤もあるし
どうか健やかになりますように
はいずりながらカーテン開ければ
昨日の洗濯物で見えやしない

(うぅ!吐きそう でも 飲んじゃった)

僕はまだ生きてるよ
こんな状態で一つ解ったこと
世界で一番惨めなのは
風邪をひいてうなってる
一人暮らしの独身の俺様さ

ラーララララララ
ラーララララララ
ララララララララ
ラーララララララ
ラーララララララ フゥ